決まりを守ってお尻を叩く - しりはた
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決まりを守ってお尻を叩く

翻訳
09 /18 2016
ご無沙汰しています、<いわゆる>です。
今回は趣向を変えまして、古今東西のお仕置きにまつわる記録を収集保管している海外サイトCORPUNから、気になったテキストを訳しました。
100年ほど前のニューヨーク郊外で、近所の母親たちが集まり子供たちのお尻を叩く基準を話し合って決めた。その基準の詳細を母親の一人が書いているものです。
当時の子供たちが受けていたお仕置きの厳しさが伝わってくる文章なので、訳してみました。

原文は以下で読めます。
http://www.corpun.com/usdm1406.htm


以下、翻訳です。

ニューヨークタイムズ 1914年7月22日付

決まりを守ってお尻を叩く ~お仕置きのルールを導き出したママさんたち~

ニューヨークタイムズ紙の編集者の方へ

 正しいお仕置きとはどんなもの?そんな問題を取り扱った、数週間前のTIMES誌の記事が、郊外のとあるコミュニティに住むママさんたち全員の行動に具体的な変化をもたらしました。私も含むママさんたちは、より適切な効果を得るための問題提起を真剣にはじめたのです。私達は、なによりも優先して考え抜くべきことはわが子に与えるしつけであるという意見の一致をみました。そうして考えることは私達ひとりひとりのためでもありますし、お国のためにもなるのです。子供のしつけは避けたくなる話題かもしれませんが、私達が現実を踏まえて導きだしたものがほかのママさんたちの助けとなることを願ってこの手紙を送らせていただきます。

 コミュニティに所属するママさんでつくるクラブの会合で集まった私達は、この問題を解決するためにはっきりと知っておかなければならないことがあることに気付きました。それは、現在私達のあいだで行われているしつけの実態と、私達が使う言葉の正確な定義です。クラブの34人のママさんたちは、ひとりを除き体罰をしつけに使っていました。そして、体罰を使うママさんたちの言う「体罰」という言葉は、突発的に子供の体を揺さぶることから、形式にのっとり行われる厳しい鞭を使ったお仕置きまでを指すものでした。私達のコミュニティには、2歳から18歳まで、56人の子供たちがいました。

 何らかの基準を浮かび上がらせるために、ママさんたちは無記名のレポートを書きました。レポートの内容は、直近のお仕置きについてのもので、自分の子供に体罰を加えることになった理由と、それに対してどんな体罰を子供に加えたかを書くのです。提出されたレポートから明らかになったのは、統一された基準とか合意といったものが、手のつけようがないほど欠如しているという現実でした。ある家で単なる不注意を犯した子供が受けるお仕置きは、ほかの家で、自分の意志で親に反抗したり、不道徳な行為に及んだりしている子供たちが受けるお仕置きよりも厳しいものだったのです。また、女の子が男の子よりも厳しいしつけを受けているという奇妙な実態も明らかになりました。以上をまとめますと、罪と罰の関係はまったく定まっておらず、両者を結び付けるべき合理的なルールはまったく見られない状況にありました。

 ママさんたちは、具体的な設定された「子供の悪さ」に対して、自分がどんなお仕置きをしているかはっきりさせました(ここでいう「具体的に設定された『子供の悪さ』」とは、ママさんたちにははっきりと示されていましたが、ここでそれがどのようなものかすべてを説明することはできません)。お仕置きは家庭によってまったく異なるといってもいいほどでした。子供がほとんど痛みを感じないものから、英国式の籐鞭やスコットランドの革むちを使った50打まで、お仕置きの幅はとても大きなものだったのです。34家庭のうち28家庭で、なんらかの形でお尻叩きのお仕置きが行われていました。名前が挙がった順番に書き出せば、定規、パドル、手の平、細い木の枝、ストラップ、鞭(rod)などがお仕置きの道具として用いられていました。子供のおしりを叩く数は、3発から、「そうね、私の体力がすっかりなくなるまで。たぶん100発かそれ以上」まで幅広いものでした。近所に住む子供たち同士は遊び仲間で、自分たちが受けたお仕置きをお互い日常的に比べあっているというのに、お仕置きはこんなにも家庭によって違っていたのです。お仕置きは基本的に、子供の服の一部を脱がせるか、子供を全裸にした状態で与えられていました。子供のプライベートを完全に保った状態でお仕置きを行うことをきちんと決めている家庭の数は6にとどまりました。

 常識として、子供はひとりひとり違う人間です。ですから、どんな悪さをするかは子供によって違いますし、お仕置きが与える効果も子供によって違ってきます。とはいえ、上段で述べたような基準を欠いた状態もふさわしいとはいえません。今回の調査で、ほとんどのママさんたちはどちらかに分類されることがわかりました。まず、自分では子供たちにしっかりと罰を与えていると思っているけれど、実はその罰は子供に効いていない、そんなママさんたち。体罰が必要悪であることを考慮に入れているとしても、その罰は甘いといえるものでした。反対に、暴力ともいえる罰を子供に与えているママさんたちがいることも明らかになりました。体罰がほとんどの家で行われているものであることを考慮に入れても、その罰は暴力といえるものでした。

 そこで私達は、「お仕置きの理由になる子供の悪さ」をおおまかに三つのカテゴリに分類しました。カテゴリの一つ目は不注意、二つ目は不従順、三つ目は不道徳です。私達は、どのカテゴリのお仕置きにも最小と最大の基準を定めました。お仕置きは、子供に危害を与えない、けれど厳しいお尻叩きで、子供の年齢に適した形に調整されました。たとえば、ふたつめのカテゴリーでは、最低でもパドルでこどもの年齢×1発、最大でこどもの年齢×4発が与えられるといった具合です。お仕置きは裸のお尻に行うこと、お仕置きは子供のプライバシーが守られた状態で行われるべきことが取りきめられました。ママさんたちは、皆で決めたこのルールを守ることを宣言したのでした。

 皆さんが体罰をしつけに用いるというのであれば、まず自分自身とご近所さんたちが何をしているのかを明らかにする必要があります。そのようにして合理的で標準的なものとなった体罰を用いるべきなのです。

敬具

ハバーフォード、ペン、1914年7月19日





翻訳は以上でおしまいですが、以下、訳していたときに感じたことなど。

・男の子VS女の子

 文中でも意外なこととして触れられていますが、「男の子と女の子で比べると女の子のほうが厳しいお仕置きを受けていた」のは驚きです。/f好きとしてはこの記述をそのまま信じたくなりますが、ここで注意したいのは、この母親クラブで決まった規則があくまで母親が与える体罰に限定されたものだということです。この文章には父親の記述が一切出てきません。なにしろ100年前の価値観ですから、父親のお仕置きについて母親たちが決めるなんてありえないことで、言わずもがなだったから父親の役割については言及されていないのではないでしょうか。海外の体験談を読むと、男の子のお仕置きは父親が担当していることが多いですし、この文章中で女の子が厳しいお仕置きを受けていた、とあるのはあくまで母親が執行するお仕置きで比較した場合であって、父親が与える罰も加味すると、男の子のほうが女の子よりも厳しい罰を与えられていたのはほぼ間違いないかと思われます。


・100年前の普通のお仕置き、100年前の厳しいお仕置き

 そうすると当然、ここに出てくるお仕置きはすべて母親が執行しているものとなるわけです。籐鞭で50回お尻を打つ母親が実在したってことで、なかなかすごいなと。足首をつかんだ姿勢で行われていたかもしれない。女の子も籐鞭を受けていたかもしれない。すごい光景だと思います。ただ、母親たちが決めたルールでお仕置き道具がパドルに決まったように、籐鞭50発は厳しいという了解は当時もあったのでしょう。ただしそれもあくまであの家庭は普通だが躾けが厳しい、と評価されていただけで、異常とはみなされていなかった。ましてや通報されるようなことではなかった。すごい時代です。
 私見ですが、当時の社会通念に照らし合わせて、虐待ではない体罰に自分は萌えを感じます。際限の無い虐待や暴力に萌えているわけではなく、あくまで社会のお墨付きを得た理不尽でないと、萌えないのです。縛りが無いと、暴力はどこまでもエスカレートしてしまい、興奮するどころではなくなってしまいますから。それでも厳しい痛みや羞恥を求める性向はありますので、そうするとどうしても時代をさかのぼってお話なり体験談なりを探すのは避けられないのかなあと。この記事も34分の28、ほとんどの家庭がお尻を叩いていた時代の話で、現代とのギャップをひしひしと感じます。
 話を戻しますと、そうした厳しい懲らしめがあたりまえだった時代を反映して、ママさんたちが導き出した「基準」も相当厳しいものとなっています。記事中でも触れられている通り、「不従順」の罪に対して、最大パドルで年齢×四発は、相当なものです。日本でいえば、小学3年生で9歳×4発で36発。中学3年生で15歳×4発で60発。しかもこの基準、男の子も女の子も関係ないのです。パドルが叩きつけられるのは子供の小さなお尻です。記事中にはパドルの種類が触れられていませんが、固い木のパドルで数十発打たれた場合、小さく軽いものでも翌日にはお尻があざで覆われてしまうと思われます。また、カテゴリー3の「罪」は「不道徳」ですが、どうみてもカテゴリー2の「不従順」よりも重い罪ですから、より厳しい数が設定されていたように思われます。特に女の子には、過度の「貞淑さ」が要求されていた時代です。最低でも年の数×2発、最高で年の数×6発とか、設定されていたかもしれません。それに、「不道徳」の罪の場合、厳しさを設定するときに、小さい子に配慮する必要がないですしね。「不従順」だと2歳の子にも適用されることもあると思います。2歳児に8発のパドルはかなり厳しいもので、100年前のことながら心配になります。

・ルール導入で得した子、損した子
 そんなかなり厳しいお仕置き基準の導入されると、相対的にお仕置きが厳しくなってしまった家庭のほうが多そうです。親が疲れたり面倒くさくなっても、所定の数が与えられるまでお仕置きは終わらない訳ですから。お尻叩きが当たり前だった時代に、お仕置きをされてなかった特別な6家庭の子供たちにとっては、このルールの導入はショッキングなニュースだったでしょう。逆に、厳しい家庭だと、籐鞭が使われていたのがパドルにランクダウンしたり、罪のカテゴリによって鞭を振るい放題だったのが数が決まってしまったりで、そんな家庭の子供たちはほっと胸をなでおろしたかもしれませんね。とはいえ、意地悪な親だったら、複数カテゴリの適用で以前と同じ厳しさを保ったのかもしれないですが。このルールの不思議なところはいくつかあって、6家庭しかプライバシーをきちんと守っている家はなかったのに、なぜか子供のプライバシーを尊重するルールになっているところが、妙と言えば妙です。また、パドルも大きさや重さの規定はあったのかわかりませんし、叩く強さもかなり加減で痛みは違ってきます。標準化したと言っても、家庭によって裁量の余地はかなりあったのでしょう。いずれにせよ、いろいろ妄想膨らむテキストでしたので、訳してみました。
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